SSブログ

社会実験 キッチンカーWeek [栃木]

kisoba car1.jpg

小金井駅東口エリア公共空間利活用社会実験としてキッチンカーWeekが開催されています。

宇都宮線の小金井駅の東口のロータリーに日替わりでキッチンカーがやってきています。パン屋あり卵焼き屋ありスイーツとコーヒーあり。さまざまな種類のものが売られていますが、注目すべきは“きそば”のキッチンカーです。これは小山駅構内に数年前まであった駅そば“きそば”の後継とも言うべきキッチンカーで、その味をキッチンカーとして様々なイベントで提供しています。そのきそばカーがキッチンカーWeekにも参戦してきました。

宇都宮線を彷彿とするカラーリングのトラックの荷台で蕎麦が作られます。蕎麦は当時と同じようにさっと茹でる中澤製麺製の蕎麦でしょう(うどんもあります)。注文はベースとなる麺に様々なトッピングをする形です。天ぷら、きつね(油揚げ)、卵などバリエーションが豊富でありながら、各100~200円とオトクです。もっとも、欲を出して乗せすぎると簡単に1000円を超えてしまいますので注意しなければなりません。小山のきそばと同様に岩下の新生姜のトッピングもありました。

注文するとすぐに出来上がり、天かすなどはセルフで追加することができます。車の裏手にはカウンターがあり、そこで立ち食いできます。もちろん、テントが用意されていて座りながら食べることもできるのですが、きそばの雰囲気を楽しむには立ちが良いのです。味は懐かしい駅そばの味でした。買って帰って自分で作るのとは違いますね。ネギのシャキシャキや新生姜の辛さが食べていて楽しくなります。

kisoba car2.jpg

今回のweekでは、注文すると切符を模したカードが貰えます。小金井駅の名前が入っていたり、日付が入っていたりするだけでなく、注文した内容のチェックが側面に入り、切符を切った跡も再現されています。これをもらえただけでも食べた価値はありました。

この日のもう一つの店舗はカレーとパンの店「pupukoti」でした。いちご練乳クリームのパンは甘酸っぱくて美味しかったです。高級なおしゃれな雰囲気のパンでした。

と、結構賑わっているかのような書き方をしましたが、正直なところ微妙です。そもそも周りに何も無いロータリーに日中に出店してどれだけの客が集まるのか、非常に疑問です。というか、大量に売れ残るのではないかと恐ろしくさえ感じます。場所的に正しいのか、時間的に正しいのか、フィードバックして活かして欲しいものです。強いてあげるならば、もう少し人の流れのある場所や、夕方~夜の駅に人が流れる時間に開催したほうがいいのではないでしょうか。今回の企画は、きそばだけに関して言えば、JR小金井運転区のみなさんやきそばに元々付いていたファンの助けでしのげた印象が無くもないです。

また、アナウンスが遅いのです。開催のアナウンスの下野市HPへのアップが3/1とまさかの開始日です。周辺へのポスターやSNSでの事前広報も無し。しかも、3/1に新着情報としてホームページに公開したにもかかわらず、3/1にアナウンスすべき他の情報に埋もれてトップページから流れてしまうという事も起きていました。このイベントにたまたま出くわせたのなら、本当に運がいいとさえ思ってしまいます。

しかしながら、“きそば”は連日完売だったようです。ということは実はこのくらいのアナウンスが正しいのでしょうか。人が集まりすぎると捌けないので、あえて静かに開催しているのでしょうか。今後どうすべきイベントなのか判断に難しいところです。


小金井駅東口エリア公共空間利活用社会実験 キッチンカーWeek

2024年3/1~8 11:00~15:00

nice!(0)  コメント(0) 

美樹本晴彦展 だけじゃない! [栃木]

mikimoto1.jpg

小山駅前のロブレの一角でアート展が開催されました。展示即売会を兼ねているために、入場は無料です。事前登録するとグッズももらえます。ロブレでこのようなイベントが開催されたことがあったでしょうか。

きっかけはインターネット広告が出てきて近場だからと参加したのですが、後で周りの話を聞くと、絵を売りつけられて大変とのことを聞きました。確かに、百貨店の画廊などは訪れたことはありますが、こうしたイベントは初めてです。戦々恐々としながらもせっかくですので行ってみました。主催はアールビバンという、結構この道では大手の会社のようです。

会場はいつものイベントスペースです。受付をすると何かの暗号が書かれたネームカードを渡されました。それを持って会場に入ります。中は想像以上に人がいました。ロブレで美術展が開催されることが珍しいので多くの人がやってきたのでしょう。老若男女、家族連れもいました。そして、ここで大きな事実に気づいたのです。申し込んだのは美樹本晴彦展でしたが、この会場は4種類の絵画展の合同だったのです。一番人が集まっていたのは天野喜孝などの作品の並ぶファンタジーアート展でした。ここが人気だった理由は、ファイナルファンタジーの絵が書かれていたためです。やはり知名度のある作家は違いますね。一方の美樹本晴彦も知名度では負けないでしょうが、今回は版権のあるキャラクターの絵は一つも展示されていませんでした。あるのはオリジナルの作品です。そんなに簡単にアニメ会社が許可をしないでしょうから、これは想定の範囲内です。

販売されている作品(飾られている作品)は版画です。と言っても古典的な版画ではなく、現代の技法で作られた鮮やかなもので、50~250枚くらいの数が刷られているようです。そして、その版画の上からラメをまぶしてキラキラさせています。これがいいかどうかは人によって分かれそうです。一部作品には更にスワロフスキーが埋め込まれていました。相場は40~60万程度が多く、中には100万超えもザラでした。特に高かったものは天野喜孝作品です。需要と供給の価格が実にわかりやすく感じました。

すでに何枚もの作品が売却済とされていました。会場で商談もしていました。結構売れているようです。来場者の多さと商談が進行している事情もあって、特にしつこい売り込みはありませんでした。

美樹本晴彦展が目的だったのですが、今回の展示で一番印象に残ったのはmochaさんという方です。イラストレーターとして幻想的な多数の作品を書いている人ですが、主催者イチオシのアーティストなのか作品数も一番多かった気がします。グッズ展開もたくさんありました。せっかくなので、記念に仕掛けファイル、絵葉書、アクリルチャームを買ってきました。絵のテーマはよくありそうなものなのですが、何かをきっかけに今後伸びるかもしれませんね。版画ではなく、実際の絵画として美術館できちんと観覧券を買ってゆっくりと見てみたいです。

いい社会勉強になりました。この展示は全国で巡回しているようで、美樹本晴彦展も複数箇所で同時開催だったようです。版画で複製がたくさんありますから、こうしたことも可能なのですね。ロブレの方も味をしめたのか、今後すぐに別のアーティストの展示即売会が開催されるようです。今回の方々もまた作品が更新されたら是非開催して欲しいです。しかし、主催者は売れなければ意味を成さないので次があるかどうかは今回の売り上げ次第でしょう。自分のような無料入場者は厄介払いされそうです。


美樹本晴彦展 その他3つ

2/16~19(終了) 10:00~18:00 入場無料

最寄り駅は宇都宮線などの小山駅です。

nice!(0)  コメント(0) 

敦賀昆布切符 in さいたまマラソン [福井]

tsurga.jpg

今年の3月に北陸新幹線が敦賀まで延伸します。それを好機と捉え、福井県は観光アピールに力を入れています。特に東海道新幹線からではなく、北陸新幹線経由で福井にアクセスする地域に重点的にアピールしているようです。例えば、北陸新幹線の新しい終点となる敦賀市では、昆布で作った乗車券を作成し、長野県と埼玉県で約1000枚配ったそうです。

敦賀は江戸時代に北前船が立ち寄った関係から昆布産業が盛んで、特産品としておぼろ昆布が知られています。そこで、昆布に印字した昆布切符の登場となりました。新幹線延伸後にこれを敦賀市の施設に持っていくと、割引などの特典が得られます。期間は1年間なので、大事にとっておかねばなりません。しかし、よくよく見ると昆布の賞味期限は・・・6/30です。食べられなくなっても切符としての有効期限は切れていないので注意が必要です。ちなみに、さらによく見たところ、昆布切符の製造者は茨城県大子町とのこと。福井県じゃないのかい!そして、茨城の中でも内陸の街で加工しているのかい!と、ツッコミどころの多い切符でした。なお、同封されていたおぼろ昆布の方はきちんと敦賀市製です。

埼玉県での配布会場はさいたまマラソンのマラソンフェスティバル会場内でした。フェスティバルでは子供の様々なスポーツ体験やキッチンカー、企業ブースなどが出店していました。体験スポーツはサッカー、野球のメジャーなものだけでなく、バスケットボール、ラグビー、ラクロス、ボッチャなど色々あり、賑わっていました。昆布切符は敦賀市のブースで配布するということだったのですが、PRタイムの終了後の14時からの開始でした。開始時間に並んでいた人は100人以上いたでしょうか。新聞にも載ったため、知っている人も多かったのでしょう。敦賀市の担当者も楽しい人でしたし、昆布切符を企画実行するなど、観光はこのような人たちが担うべきだと心から思いました。

敦賀は今から20年前によく行きました。当時は食パン電車こと419系が走っていました。レンタサイクルで国道を爆走して鞠山藩の跡を訪問したこともありました。当時はインターネットなど無かったので、少ない情報の中、この辺りかなと自分で納得して帰ってきました。インターネットの隆盛とともに情報も簡単に得られるようになり、同時に遺跡整備も随分と進んだ気がします。マイナースポットも日の目を見るようになったことが原因でしょう。また、機会があれば敦賀市の新たなスポットを目指したいところです。


さいたまマラソン (さいたまスーパーアリーナ)

2/12(2024年実績) 昆布切符配布14:00~

最寄り駅は京浜東北線などのさいたま新都心駅です。

nice!(0)  コメント(0) 

自動運転バス 自治医大病院線 [栃木]

aibus.jpg

各地で様々な企業、様々な自治体が自動運転バスの取り組みを行っています。昨年、埼玉スタジアムで試乗した自動運転カートは誘導線を地面に埋め込むタイプでした。しかし、最近多くの場所で行われている自動運転は位置情報とカメラによって障害物を避けながら目的地へと運行するタイプです。最もレベルの高い自動運転は福井県永平寺町で行われていますが、事故と冬季休業の影響で運行再開は3月となっています。

栃木県でも多くの自治体で自動運転の試みが行われています。今回は下野市で約1ヶ月間の実験が予定されています。これまでの自動運転バスはフランス製のNAVYAや中国のBYD製の電気バス、そしてMAYUベースの自動運転バスが使われてきました。今回は通常の路線バスと同タイプの中型バスのエルガミオが使われています。

運行するのは歩いて15分程度の短い距離で、途中のバス停は1箇所です。車内には運転士の後ろの壁にセンサーの様子が投影される画面が設置されていました。また運転士がハンドルを操作していないことがリアルタイムで分かるモニターもありました。刻一刻と変わる結果に近未来を感じさせます。乗車時間5分程度なのでほとんど実感はないのですが、これだけでもものすごいプログラムが組まれているのでしょう。比較的交通量のある道なので、少しのミスも許されません。自分で運転できない分、運転士は気が気でないのではないでしょうか。

平日は通常の運賃が必要です。休日はアンケート回答で無料体験させてもらえます。アンケート回答後は市の案内などの記念品や記念乗車券がもらえました。

AI jichi2.jpg

なお、実証実験の最中に会った担当者の人に、前半と後半で少しシステムが変わるとの情報をもらったので2回乗って乗り比べてみました。その結果、運転士右脇に機器が追加されているようです(赤丸)。話を聞くと、運転士に状況を知らせる装置とのことでした。

既に5年近く行われている開発試験ですが、実際に運行されるようになるのはいつのことでしょうか。人手不足が解消されるとのことですが、結局、運転士とは異なる乗員を乗せることにはなりそうです、そうすると、掛かる人数は変わらない気がするのですが。確かに二種免許のような特殊な免許が必要にならなくなるので、乗務可能な人間の総数は増えるでしょう。しかし、アルバイトのような雇用では少し怖い気もします。結局のところ、人手不足解消というよりも人件費抑制が主眼の気がします。対外的に聞こえが悪いので、「人手不足解消」と表現しているのかも知れません。

話は変わりますが、今回のエルガミオは宇都宮市で作られている「made in栃木」の車両です。栃木県産として県が盛り上げていかなければなりません。ところが、つい先日、栃木で一番のバス会社である関東自動車の電気自動車の採用に中国のBYD製の電気バスが選ばれました。今後百台以上の導入を試みるとのことです。国産バスの価格が高いのでしょうが、生産地のバス会社が採用しないというのはなんともお粗末という印象しかありません。今は将来のスタンダードを築くことができるかどうかの大事な時期です。長い目で技術を培っていかなければなりません。


自動運転バス 下野市実証実験

~2/19 関東自動車の自治医大病院線の日中の一部バスが自動運転バスになります。運賃190円

nice!(0)  コメント(0) 

秩父鉄道豆まきトレイン で鬼も出勤? [埼玉]

mamemaki1.jpg

今年の節分は土曜日に当たったため、各地の節分イベントへの人出は多かったのではないでしょうか。秩父神社の節分祭(鬼やらい)に合わせて運行される秩父鉄道の豆まきトレインも大盛況でした。インターネット上の情報ではゆとりのある牧歌的な豆まきが載っていましたが、それは平日開催の話で、今回は各車両とも混雑していました。混み具合は日中の山手線並みです。やはり子供連れが多く、大人は少数派でした。このような状況ですので、終点の秩父駅まで2時間の立ち覚悟です。もっとも、一番心配なのはトイレでしたが、なんとか大丈夫でした。電車の本数も少なく、路線も長いのにトイレがないのは非常事態に恐ろしく感じます。

豆まきトレインの出発は11:30です。そのおよそ30分前から受付が開始され、一人3個の豆パックをもらえます。ホームに降りるとすでに長い列がありました。時間になって車両が入線してくると、上記のように最終的に半数くらいの人が立ちになる混雑具合になりましたが、むしろよくぞ納まったという気がします。

電車が出発すると、行き違い電車を待ちつつ鬼の出てくる駅を目指します。1箇所目は小前田駅でした。「次はオマエダ」で少し有名な駅ですね。駅に到着すると上の写真のような鬼が待っていました。なんか弱そう?華奢な体型な鬼が子どもたちに豆を投げつけられています。大したことのない鬼だなと思ったのですが、この鬼はレベル1の鬼だったのです。

その後、何事もなく電車は寄居駅、長瀞駅と停車をして途中からの乗客を乗せていきます。途中から乗車をしても係の人が豆と乗車記念券を渡していました(券は途中で枯渇したようです)。そして、電車が和銅黒谷駅へ到着すると再び鬼が待っていました。再度豆まきが始まります。しかし、今度の鬼は様子が違います。赤鬼だけでなく緑鬼もいますし、形相も怖く暴れています。実はこの鬼は秩父神社の鬼やらいの鬼なのです。子供たちは負けじと豆を投げつけ、最終的に退治できたか・・・と思いきや、記念写真に収まりつつ、一緒に電車に乗りました。吊り革に掴まる鬼の様子はシュールです。鬼の出勤風景そのものです、実際これから秩父神社でのイベントに参加しますし。鬼と写真を取ったり自由時間を過ごしていたら、あっという間に終点の秩父駅でした。

秩父駅で電車の扉が開くと・・・えぇっ!?と驚くほどにホームは鬼で溢れていました。2~30体いたのではないでしょうか。子どもの鬼もいました。この秩父駅が最後の豆まきスポットです。「おには~そと」の声とともに豆をまき、鬼を退治・・・せず、皆で和気あいあいと秩父神社に移動しました。街は一時鬼だらけです。

mamemaki2.jpg

鬼もきちんと横断歩道を手を上げて渡ります。法律はきちんと守るんですね。というわけで、あまりの人出に心配されましたが、大盛況な楽しめるイベントでした。

その後、秩父神社でお参りをし、テラスから撒かれる豆を取ろうと試みましたが、残念ながら取れませんでした。豆まきの豆を取るなら、前の方で陣取らないと駄目ですね。節分イベントでしたが、鬼と仲良く楽しむイベントでした。


秩父鉄道 豆まきトレイン

2/3(2024年実績) 11:30出発 参加費無料 別途乗車券必要

nice!(0)  コメント(0) 

NACK5チームラン [埼玉]

795run.jpg

コロナ禍が開けて様々なイベントが復活しています。この冬のマラソンイベントも軒並み開催されています。FM79.5主催のチームランも今年は開催されました。これまで西武ドームで行われていたのですが、今年の会場は大宮公園です。アクセスもいいので非常にありがたいのですが、79.5スタジアムがあるという大人の事情での変更かもしれません。

コースは大宮競輪場をメインに79.5スタジアム間を往復して1周するものです。せっかくなので参加してきました。大宮競輪場の存在は昔から知っていたのですが、入るのは初めてです。このようになっているのかと興味津々です。走るのは自転車が競技をするコースそのものです。自転車競技ではコーナーは急角度の坂の方まで行くのでしょうが、流石にそこを走っている人はいませんでした。競輪場の後は狭い通路を通って外に出ます。外では右手に大宮公園野球場を見ながら、79.5スタジアムへ向かいます。そしてスタジアムの中を一周します。このスタジアムが本当に狭い。中の芝生に入れてくれないので、走れるのは外周の通路の部分だけです。狭いのでコーナーのなんときついことか。1周した後は再び競輪場へと戻ります。

結構へとへとになりましたが、競輪場と79.5スタジアムに入れたのでいい経験になったとしておきましょう。健康的なイベントでした。

なお、競輪自体は開催されていなかったのですが、他所の車券を買うことができたのでその道のおじちゃんは通常営業で競輪をしに来ていました。当然構内の売店も新聞売りも通常営業でした。昭和を感じさせる売店が長続きしているのは、それ相応の売上が得られるからでしょうね。将来の文化遺産かも知れません。

その他にも構内にはたくさんのキッチンカーがやってきていました。これが、いつも見かけるものとはラインナップが違います。広島焼き、ルーロー飯、豆乳うどん、ピザ、しいたけ焼き・・・個性豊かです。これは競輪場だから見られたのでしょうか。それとも、チームランイベントだから集まったのでしょうか。分かりません。魅力的ながらも食べられなかったものが多数なので、またどこかで遭遇したいものです。

ちなみに、競輪場で皆が走る中、外のキッチンカーエリアは静かな感じで、ゆっくりと食事ができました。そもそも真剣に走る人はイベント中に食べませんね。

競輪場が満杯になるほど盛り上がっていたので、良かったのではないでしょうか。今後のチームランはどうなるのでしょう。西武ドームに戻るのでしょうか、それとも、競輪場に固定されるのでしょうか。

同じコースを何周もするため、自分の順位が分かりづらいのが欠点です。仲間同士2チームでエントリーし、見かけ上の勝ち負けを明確にしたほうが盛り上がるかも知れませんね。


NACK5チームラン

1/28(2024年実績) 9:00~

親子マラソン3200円 チームラン4000円~

最寄り駅は東武野田線の大宮公園駅です。

nice!(0)  コメント(0) 

英雄 尚巴志 城西大学水田美術館 [埼玉]

shohashi.jpg

日本史を勉強していても殆ど触れることがないでしょう。沖縄を初めて統一したとされる王、尚巴志についての展示が城西大学で行われるということで訪問してきました。そもそも、なぜ沖縄か。埼玉県には海がないために、沖縄は縁遠い地域です。沖縄県をテーマに展示が開催されることは殆ど無いでしょう。このようなことが可能なのは、おそらくそこに独創的な研究を行う大学があるからです。

尚巴志は謎の人物です。正確には尚氏は謎の一族です。尚巴志の曾祖父の屋蔵大主は沖縄北部の伊平屋島出身で、その後子孫が本島の佐敷に出てきたことに始まるそうです。そこで力をつけ、尚巴志の父親の思紹が佐敷按司になりました。按司というのはその土地の有力者のことで地頭のようなものでしょうか。その後、どんどんと勢力を拡大し、首里のある中山(ちゅうざん)、今帰仁の山北(さんほく)、そして南部の山南(さんなん)を滅ぼし統一しました。初代の王として尚巴志は少し知名度がありますが、実際の統一は父親の思紹の時代から始まり、中山、山北の制覇は思紹の事績です。よほど賢かったのか、あっという間に沖縄本島が統一されました。

沖縄の歴史は太平洋戦争の沖縄戦のせいもあり、なかなか文字資料として伝わっていません。上に登場した「按司」という言葉も役職名であり、その時代の按司が誰だったのかの特定も難しいようです。例えば、尚巴志の後ろ盾になった伊覇按司という重要な人がいるのですが、その実名さえ伝わっていません。何らかの形で、より詳細な記録が明らかになるといいのですが。

尚巴志が活躍したのはおよそ室町時代中期です。尚巴志と思紹の力で統一された沖縄ですが、その後が良くありませんでした。尚巴志の後を継いだ王は短命で、在位期間が短い王が何人も入れ替わりました。そして、王位継承問題もあり、一族が内部崩壊をしていきます。その結果、尚巴志の死後30年で尚氏の王朝は滅亡しました。

しかしながら、この尚巴志の尚氏を乗っ取ったのも尚氏でした。と言っても仮冒で、血縁関係はありません。沖縄を治める上で尚氏ブランドが便利だったのでしょう。このようなことから、尚巴志の尚氏が第一尚氏、乗っ取った尚氏を第二尚氏と呼びます。

展示では以上のような内容を、わかりやすくパネルで示してあります。尚氏を支えた重臣の懐機など面白い人物も多数取り上げられていました。ほぼ全て読み物です。肝心の博物館的展示はというと、遺跡で発掘された瓦や陶磁器の破片が少しだけ中央ケースで展示されています。実物主義の人からしたら、特別展の体をなしていないかも知れません。確かに、同じ内容なら本を読めば済む話ですからね。しかしながら、個人的には新しい知識がストーリーと共に頭に入ってくるので大満足な展示でした。尚巴志について分かった気になっています。

このほか同時開催として現代数学と切り絵アート展や城西考古Ⅱ展も開催されています。現代数学の展示は数学の数式や概念を使って非常にきれいな切り紙作品を作って展示しています。聞いたことのない法則などが出てきて全く付いていけませんでした。さすが大学です。分かる人は分かるのでしょう。


城西大学水田美術館 英雄 尚巴志展

~2/21(土日休) 9:30~16:30 無料

最寄り駅は東武越生線の川角駅です。

城西大学水田美術館は時折非常に面白い展示をするのですが、ネックは土日休館なのです。会期初期のみ限定的に土日開館しますが、そうでなければ訪問しづらいです(そもそも川角駅が遠いし)。

今回始めて城西大学を訪問しましたが、畑に突如現れる要塞的な最先端建造物然とした校舎に驚きました。

nice!(0)  コメント(0) 

ちいかわ? いいえ地衣類展です 茨城県自然博物館 [茨城]

chii.jpg

地衣類って何でしょう。筆者は全く気に留めたことのなかった生物です。そもそも生物の分類は高校時代の知識で止まっています。シダ植物、コケ植物、真菌類、細菌類は覚えています。地衣類は全く記憶にありません。教科書に載っているのでしょうか。そもそも地衣類のことを知っている人はどこで出会ったのでしょう。疑問がつきません。しかしながら、軽く説明を見るととても身近で、どこにでも居る生き物のようです。そこで、地衣類について勉強すべく茨城県自然博物館の企画展を見てきました。

地衣類は木や石に生えている小さな生き物で、分類的にはカビ(菌類)とラン藻類の複合体とのことです。身近ながら種類はとても多く、まだまだ新種が見つかるとか。もしかすると身近にあるものも新種かも知れません。展示ではあらゆる形態の地衣類が展示されていました。また、茨城県だけでなく千葉中央博物館や埼玉自然の博物館など、近隣の資料も合わせてたくさん公開されていたことから、博物館界隈ではメジャーな生き物なのかも知れません。

この地衣類は実は様々な特徴を持っています。光るものや食べられるものだけでなく、毒になるものもあるようです。理科で使うリトマス試験紙もこの地衣類由来ということを初めて知りました。多種多様なものがそこら中に溢れる様子にびっくりしました。実は多くの地衣類と生活を共にしているのですね。

展示の説明にありましたが、地衣類の世界を知ってしまうと、初めて訪問する土地や風景にまず地衣類を探すようになってしまうとの話が納得できます。ミュージアムショップで買った地衣類図鑑を片手に、すぐにでも家の近くの地衣類探索に行きたくて仕方ありません。初めて地衣類は奥深い世界だと知ることができました。

ちなみに、茨城県自然博物館は常設展だけでもボリュームの大きな博物館です。かなりの資料の数に、流して見るだけでもたくさんの時間がかかります。特に岩石についての展示が充実していたと感じました。茨城県の岩石群は山田川や里川を境に東西で全く異なる組成だそうです。ということは、そこに南北に走る断層があるということでしょうが、実際に地図で見てもパックリ山が割れていることがわかります。このご時世、地震が怖いですね。


茨城県自然博物館 地衣類展

~1/21(月休) 9:30~16:30 一般750円 高大生460円

最寄りバス停は関東鉄道バスの自然博物館です。

nice!(0)  コメント(0) 

東の飛鳥シールラリー 2024 [栃木]

higasinoasuka2.jpg

新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

下野市では昨年に引き続き、今年も市内のお店や施設を巡るシールラリーを行っています。

今年は21箇所のうち石橋・自治医大・小金井の3エリア各3箇所のお店で買い物などをしてシールを貰い、計9箇所以上のシールを集めると記念品のトートバッグがもらえるものになっています。記念品のトートバッグは昨年のものよりもハイスペックになっており、配布個数も300個と増加しています。昨年人気で足りなかったのでしょうか。

シールの集め方も変更されており、昨年は同一店舗で複数回シールを貰うことが可能だったのですが、今年は各店舗1枚で、指定のところに貼る必要があります。昨年はシールの配布数に偏りが生じたのでしょうか。もっとも、今年のものもシールに店舗名が記載されているわけではないので、別の店に流用可能なのですが。

昨年の店舗数からスポットは増加していますが、中には絶妙に訪問しづらい店舗もあります。また、昨年と異なり小金井駅前のポッポ館がスポットから外れ、景品交換所でもなくなりました。景品交換は風土記の丘資料館か薬師寺歴史館になります。今回は観光協会は協力しないということなのかも知れません(主催は文化財課)。

ちなみに、昨年中にいくつかスポットを回りましたが、あるスポットでは配布するシールや台紙を探すところから始まりました。ということは、これまで一人も巡る人が来なかったということなのかも知れません。市内の人がターゲットなのか、市外からの観光客がターゲットなのか、分かりづらい企画です。間違いなく言えるのは広報不足です。しかしながら、参加者が殺到して景品が早期終了されても困りますが。

なかなかハードルの高いラリーですが、なんとか期限内に全部回りたいと考えています。


東の飛鳥シールラリー 2023-2024
~2/12
シールの台紙は各店にて声を掛けるともらえます。
各店は駅前にあるとは限りませんので、レンタサイクルが便利です。

nice!(0)  コメント(0) 

ガマの穂爆発大実験 さいたま水族館 [埼玉]

gama1.jpg

植物のガマは湿地帯に生えています。子供の頃はよく見た気がしますが、最近では余り無いのでしょうか。因幡の白兎の神話にも出てくるので知名度は高いと思います。写真のようなソーセージの形のようなものです。子供のときは折って遊んだかも知れません。イメージとしては剣とか槍です。つまり堅いイメージしかなかったのです。

ところが、そのガマが爆発するらしいとの情報を手に入れました。

羽生にあるさいたま水族館では、そのガマを爆発させるイベントを行うとのことでしたので、行ってみました。あわよくば体験を期待しつつ。

さいたま水族館のある羽生水郷公園は東北自動車道の羽生ICのすぐ脇です。昨年も同様のイベントを行ったところ参加者は1家族しかいなかったとか。今年はどうかと思いましたが、蓋を開けてみれば沢山の人が集まり200人を超えたそうです。確かに、自分のアンテナにも引っかかったくらいですから、沢山の人にアナウンスが届いたのでしょう。ガマの前に参加者が大爆発しました。

さて、肝心のガマの方ですが、沢山の参加者でしたが、館の人が奔走してくれたおかげで多くの人に行き渡ったようです。自分も一つもらい初めての爆発の体験をしてきました。熟した蒲の穂を握るとフワフワフワッと膨らんでいきます。ソーセージの形からは想像もつかない変化が起こりました。最も違和感があったのが、音も立てずに無音で爆発していきます。弾ける轟音が起きてもおかしくないくらいの劇的な爆発が静かに起こっていきました。

ガマは近くにあっても、このような変化を全く見たことはありませんでした。子供時代の他の人達は知っていたのでしょうか。これからはガマを見る目が変わります。体験して知識を得ることは重要ですね。ものすごい感動を覚えましたが、この知識どう応用しましょうか。とても楽しい現象ですが、生活に役立たないから子供のときに教えてもらえなかったのかも知れませんね。次に見つけたらムフムフしながら密かに爆発させようと思います。

gama2.jpg

イベント後の会場は雪が積もったかのように当たり一面白くなっていました(全部ガマの種です)。

この後、さいたま水族館とキヤッセ羽生にも行きました。結構な人出があったように見えましたが、館の人曰く例年程度の入館者だったそうです。


ガマの穂爆発大実験

12/24 11:00~ (2023年実績) 無料

さいたま水族館の人が書いていましたが、日曜日は近隣のバスがすべて運休するため公共交通機関でのアクセスはできません。

nice!(0)  コメント(0)