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白山 一閑寺 [石川]

鶴来.jpg

白山の麓にある鶴来は静かな街です。

しかし、昔から白山詣でで賑わった名残をどことなく感じさせてくれます。

周辺には寺社仏閣がたくさんあり、一閑寺もその中の一つです。

ここの特徴は巨大な磨崖仏です。


上の写真は普通のお堂に見えるでしょう。

しかし、実は鉄筋コンクリート造りの頑丈なものです。

しかも裏は異様な形で山とつながっています。

その部分にあるものこそが磨崖仏なのです。


磨崖仏を中心にお堂を建ててしまうのですからすごいですね。

そして、三方の壁で建物を支えなければならないからこそ、木造ではなくコンクリートなのでしょう。


さて、このお堂の中に入ると、正面に見上げるほどの磨崖仏の不動明王があります。

よく見るとコミカルにさえ見え、恐ろしい感じはないのですが、江戸時代の作品なんですね。

雪が多い土地ですから、上記のようにしっかりと建物で風化を妨げないといけないでしょう。


コンクリート造りだからかお堂の中は全く物音がしません。

静まり返る中、恐る恐る引いてあるマットに進み、不動様と対峙していました。


そう言えば、このお寺は事前情報によれば拝観料が必要だったはず。

よく見ると入口の柱にインターホンがあります。

そこで、お寺の人を呼ぶべく押してみましたが・・・どこかでベルなりチャイムなりが鳴っている音がしません。

何回か繰り返しましたが、変わること無い静けさが続きました。

結局、10分近く対峙を続けて待ちましたが、結局誰も現れることはありませんでした。

拝観料相当額はお賽銭箱に納め、お寺を後にしました。


白山の麓にある鶴来は本当に静かな街です。

人の気配さえ感じられない場所もありました。



一閑寺

8:00~17:00 300円?

最寄り駅は北陸鉄道石川線の鶴来駅です。


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小松駅前の巨大ダンプは何者か [石川]

komatsu.jpg

小松市を代表する企業は、と問われたら、それが正しいかどうかにかかわらず、大抵の人がコマツを挙げるでしょう。

まさにその通りで、小松市はコマツの企業城下町のようになっています。

何よりも目を引くのは、小松駅前の風景に不釣り合いな巨大なダンプカーの姿です。

周りは近年整備された見通しの良い公園や公共施設がある整然とした空間に、その巨体が存在感を示しています。

これは、コマツの工場跡地にアメリカなどで使われていた巨大なダンプカーを展示しているものです。

この巨大な姿を見れば、どんな人でもコマツがすごい企業なんだと感じることでしょう。

このダンプカー930Eには乗ることができます。

ヘルメットを被って上った先の運転席は、ほぼ三階建ての建物の高さに相当します。

運転席に座ってしまうと大きさを実感できない感じですが、その後車体下にも潜ることが出来て、タイヤを間近に見るとその巨体を改めて実感します。

こんなダンプが何十台も運用されている鉱山はものすごいところですね。

しかも最近では無人運転も行われているということで、技術の進歩と畏怖を感じます。

ちなみに運転席の上に覆いかぶさるように荷台が伸びているのは、運転席上部を砕石などから保護するためだそうです。


建物の中のわくわくコマツ館にもたくさんの体験型展示があります。

100円でプレス体験装置が楽しめます。

カードが2枚入っているのですが、1枚目はたいてい恐る恐るやるので、仕上がりがどうもきれいでありません。

しかし、コツを掴んだ2回目は思い切りよく操作できるのできれいに完成しました。

2枚入っているのには訳があるのですね。


また、電熱素子の実験も不思議でなりません。

手で触れると熱が素子に伝わり、プロペラが回ります。

原理が全く分かりませんが、これが科学の力なんですね。

コマツは建機などの大きな仕事のイメージが強かったのですが、こうした小さい仕事にも優秀な技術を持っているのだと感じました。



わくわくコマツ館

日月休 9:00~17:00 無料 930Eの乗車体験は10:30~11:30、15:00~16:00

最寄り駅は北陸本線の小松駅です。

現在鋭意北陸新幹線駅の建設中で、しばらくしたら駅の印象も変わりそうです。

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