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貴船神社 雨乞祭 [京都]

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今年は山の方で雪が少ないと聞きます。その結果スキー場などが困っているとの話もありました。ということは巡り巡って夏の渇水につながるのではないかと危惧しています。山に積もった雪が溶けることで夏の間に川の水が供給されるわけで、雪が無いということは水のストックが無いということになります。そんな今年の水不足に備えて、貴船神社では雨乞祭が行われました。もっとも、年中行事ですので、降る降らないに関わらず毎年行われます。

そんな雨乞祭が行われた日でしたが、当日はかなりの強い雪が降っていました。祈祷のあとには写真のように神水を撒いて雨を祈願します。祈祷後の説明によると、貴船神社は絵馬発祥の地として知られますが、その絵馬は祈祷の際に用いられた馬に由来するとのことです。その昔、雨乞いのときは黒い馬を、雨を止ませるときは白い馬を奉納したそうです。それがやがて板に描いた黒馬と白馬へと変化し、今のような願い事の絵馬に変遷しました。本殿には今でも黒馬と白馬の2種の絵馬が飾られています。結構ポップなスタイルの絵馬だったのですが、なにか所以があるのでしょうか。

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雨乞祭の後には、境内で絵馬のお焚き上げも行われました。一年間の絵馬やおみくじ、七夕の短冊を燃やす神事です。生憎の雪で燃えないかと思いましたが、そんな心配をよそに結構勢いよく燃えていきました。途中、お神酒を撒いたり塩で清めたりしていきます。竹が破裂する音も聞こえました。立ち上がる炎を間近に見られて、これはこれでいいものですね。山の上に挿してある竹が最後に倒れたのですが、その倒れる方向から今年の吉方位がどこかを占うことができたら楽しいのではないかと思いました。

雨乞祭のおかげか、この日の京都は一日雪が降ったり止んだりでしたが、水の心配が必要ない一年になって欲しいものです。

なお、貴船に来たのは20年ぶりくらいでしょうか。前回の記憶はほぼありません。昨年、映画「リバー 流れないでよ」を見て、行ってみたいなと思っていたのですが、意外に早く訪問できて良かったです。映画の舞台となった「ふじや」も見てきましたが、まさに神社の前なんですね。機会(とお金)があれば中で食事したいものです、その最中に時間がループしたら嫌ですが。


貴船神社 雨乞祭

3/9 10:00~(2024年実績)

最寄りバス停は京都バスの貴船です。

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