低速電動コミュニティバス MAYU [群馬]
群馬県は車の所有率で、全国で一、二を争う土地であると聞いたことがあります。
そのため車の研究も盛んなのでしょうか。
桐生市には群馬大学の理工学部がありますが、そこの先生が開発した電動のコミュニティバス「MAYU」が市内を走っています。
歴史ある建物群の中を走る近代的外観のバスは目立ちますね。
そもそも脱温暖化プロジェクトとして始まった取り組みで、電気で走ることで排ガスを抑制することができます。
タイヤは左右4つずつで計8個あり、全体として特異な形になっています。
定員は8名で先着8人が乗ることが可能です。
乗った日は外が寒かったため風除け代わりのフードがありがたかったのですが、夏場はフード無しでも風が気持ちいいかも知れませんね。
乗った感想としては、なかなか面白いものでした。
急な坂を登るのにしてもストレス無く進みました。
平坦な道でのスピードは出ませんが、急いで目的地に着くことを望むのでなければ、観光地への送迎などには応用可能と考えられます。
また、走行音ですが、若干床下からの音が気になりました。
使い込めばマシになるとの話でしたが、吸音仕様の床材の調整により何とかならないものでしょうか。
それでも、“楽しさ”という付加価値が付けられる環境では十分走らせることのできる乗り物であるように思います。
また1台あたり1000万くらいかかるらしく、あと少し出せば通常のバスが買えてしまうことを思うと、価格面ではハードルが高いようです。
科学技術は日進月歩ですから、今後に期待します。
低速電動コミュニティバス MAYU (定員8名)
運行:木金・・・観光周遊コース 一周40分 桐生駅前発 (10:00~15:30)
土日祝・・・周回コース 各区間15分 遊園地前、または有鄰館前に停留所 (12:00~16:00頃)
年内運行は12/27まで。新年は1/2から
新年にNHKで紹介されるそうなので乗るなら今です。
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