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打倒コロナ? 三連星 R2BY 番外編 第一弾 IRCS-003F11 [滋賀]

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以前、新型コロナウイルス収束祈願のために、アマビエ黄ぶなに関連した日本酒を紹介しました。しかし、未だに収束する気配が見えません。おそらく、消毒に必要なアルコール量が足りないのかと思われます。

そんなわけで、酒屋のショーケースを見ていたら、周りとは異なる異質なラベルの日本酒を見つけました。

滋賀県の水口の美冨久酒造の酒である「三連星」というものです。

その酒はどこか宇宙の先の某公国軍が作りそうなラベルをしていました。調べてみると、ここ数年発売し続けている酒のようです。しかも。実験的な酒のため、毎年違う試みがなされているとか。

残念ながら半升のものがなかったので、一升瓶での購入です。飲みきれるのでしょうか。

ラベルには様々な情報が詰まっていました。


以下転記します。

MS R2BY/S.R.S V-J.G60 YEAST-CODE NAME. IRCS-003F11

三連星 R2BY 番外編Ⅰ

滋賀県開発酵母 IRCS-003F11 純米吟醸 北海道産彗星 精米歩合 60%

これは第1弾で、今後第2,第3弾が出るようです。


さて、味の方ですが、非常に飲みやすいスッキリとした酒でした。芳香も良く飲んだ後の臭みもありませんでした。しかし、注意しなければならないのは、このお酒のアルコール度数は17%と少々高めです、飲みやすいからとどんどん行ってしまうことは避けたほうが良いでしょう。

なかなかの遊びの効いた日本酒です。最近はこうした現代的な価値観の面白い日本酒が増えてきたのでとても楽しいですね。

ちなみに、この三連星のイメージはインターネットの情報ですとYMS-09だそうです。妖怪の力とともに公国軍の力でもって、新型コロナウイルスを打倒してもらいたいものです。



三連星 R2BY 番外編Ⅰ 1.8L 3000円

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偉大なるしゅららぼん [滋賀]

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公開から3週間経っているからとはいえ、

田舎の映画館だからとはいえ、

平日のレイトショーだからとはいえ、

まさかこんな事が起こるとは予想さえしていませんでした。

今回見に行った映画は琵琶湖を舞台にしたSF活劇「偉大なるしゅららぼん」なのですが、なんと客席(150席余)に客が自分だけでした。

まるで家の居間で大きなテレビを見ているかの状況で、くつろいで鑑賞することが出来ました。 

 

さて本編ですが、これまでの万城目作品「鴨川ホルモー」や「プリンセストヨトミ」よりも、原作をさらに忠実になぞっているストーリーが印象的でした。

しかし逆に、原作を読んでいるからこそストーリーに付いて行けた気もしていて、初見の人はどれほど理解できるか気になるところです。

ストーリーの大転換に「ニヤリ」とできるのか、はたまた「そうだったのか」と驚けるのか、完全に置いて行かれてちんぷんかんぷんか。

それほど、この物語は内容が濃いのです。

そのせいか、後半の重要な鍵となる部分のフラグはかなり分かりやすく描かれていました。

初めて見る人でも、そのくだりには不自然さを感じ取るのではないでしょうか。

 

キャスティングもさすがです。

「鴨川ホルモー」の濱田岳と「プリンセストヨトミ」 の岡田将生、笹野高史のコラボレーションでしたが、同じ人が繰り返し登場するのは個性あるキャラクターを演じられる人は限られているということなのでしょう。

そもそも濱田岳と岡田将生が高校生役というのも飛んでいますが、これは良い意味での非リアリズムと感じます。

リアルに即して詰まらない高校生役者を使ってしまえば、作品が小さい物になってしまうに違いありません。 

今回初の佐野史郎や村上弘明、貫地谷しおりもイメージにかなり一致する物でした。

深田恭子の清子は原作のイメージとは違いますが、好意的にも感じ、一方で勿体なくも思いました。

最後に速見沙月役の大野いとですが、確かにこんな子クラスにいるよな、と思わせるものでした。

作品とは一切関係ないのですが、美人なのにしゃべるとパッとせず、そのせいで恋愛対象では無くなって良いお友達の位置に落ち着く。

ん~、滑舌のせいかなあ。 

 

最近の映画は公開前には宣伝とか頑張っているのですが、公開されるとピタッと話題に上らなくなりますね。

あらゆる面でお金はかけているものの、話題に上がるほど良い物が作れていないということなのでしょうか。

少なくとも、小説としての「偉大なるしゅららぼん」 はオススメです。