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国産バナナ よさ恋バナナ [高知]

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バナナは南国の食べ物、そういう固定観念がありました。例えばいちばん有名な産地はフィリピンですし、台湾産もあります。どちらも暑い国です。それに比べれば日本はどこも相対的に涼しいでしょう。ですから、日本産のバナナが存在するとは夢にも思いませんでした。家の近くにバナナの木自体はあるのですが、夏の間にスクスクと生長しますが、大きくなった頃には冬になってしまい生長が止まります。小さなバナナの実のようなものも育ちますが、食べられるほど大きくはなりません。

しかし、あるところにはあるのです。高知県には「よさ恋バナナ」という日本産のバナナが取れます。しかしながら、その値段は1本あたり数百~1000円くらいします。昭和の時代に高級フルーツだった頃のバナナがそんな感じでしょうか。今のスーパーで100円程度で買えるものとは全く印象が異なります。

そんなバナナをわざわざ買うのもどうかと思いましたが、ふるさと納税で手に入れれば、少しは得をした気分になるかと思い、取り寄せてみました。

届いて箱を開けると、中には食べ方の説明書が入ってました。バナナの皮にシュガースポットという黒い点々が出たら食べごろと書かれていたので到着後から数日待ちました。やがて、そのシュガースポットが出たため食べごろかと思ったのですが・・・なんと、待ちすぎたようで、ものすごく柔らかい状態になってしまいました。あと数日遅かったら高級な生ゴミが誕生していたかも知れません。しかし、腐りかけが一番美味しいという話もあるように、実際に食べてみますと、なんとも柔らかく濃厚な味でした。まるでレアチーズケーキを食べているような感覚です。これが、国産バナナの味なんですね。驚きました。

比較のためにスーパーで一般的なバナナを買ってきて一緒に食べてみましたが全然違います。普通のバナナは同じ程度に時間が経ったにも関わらず硬いままでした。もっとも、これはこれでバナナの味はするので美味しいのですが。海外から輸入するにあたって、完熟で輸送できないために店頭で並ぶまでの過程が異なるのでしょうね。だからこそ、国産のメリットがあります。

ただ、もしかすると、一般的なバナナも腐りかけまで待てば同じように濃厚な食感になるかも知れません。バナナを食べることの経験値が少ないために味に関しては優劣の判断を下すことができませんでした。ただ、上記の通り、バナナが日本に来た当初の感覚を追体験するような形で貴重な高級バナナを食べるという体験をすることができました。


よさ恋バナナは高知県須崎市産です。

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コロナにまけるな 高知かわうそ市場の大月鰤 [高知]

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ぼーっとSNSを眺めていたら、新型コロナウイルスのせいで出荷が滞って養殖魚が行き場を失って困っているという話を見つけました。場所は高知県の西の外れの大月町です。いつもはそんなことはないのですが、反射的に購入してしまいました。おそらくそれは鰤だったから。鮪なら買わなかったと思われます。


しかし、その後しばらくしてトップの話題に上るほどSNSで注目されるものとなり、すぐさま売り切れとなりました。急に注文が殺到して現場は困っていないか逆に気になってしまいました。注文に応えるべく、ひたすらさばいて腱鞘炎にならないか、などと。


そうして、このほど無事に送られてきました。冷蔵で直送です。一度も凍らせてないんです。スゴイですね。ワクワクします。


半身ですので背側と腹側が一枚づつ入っていました。写真を見ると小さく見えますが、発泡スチロールが大きいのです。もちろん、直ぐに刺し身にして食べました。


これだけの塊であると、通常の刺し身のようではなく、分厚く切ってまるでステーキのような形で食べることができます(もちろん生)。しかも、部位ごとに食べ比べれば、味が違うことが分かるのです。背側は良い感じの歯ごたえがあり、腹側はとろける感じの油を含んでいました。


結局、火を入れるのが勿体無さ過ぎて、ほぼ全てを刺し身で食べました。海に近いところはこのような贅沢な食べ方も可能なのでしょうね。


機会があれば、是非他の魚も食べてみたいです。



高知かわうそ市場 大月鰤(半身)

3310円 現在売り切れ

大月町はJ土佐くろしお鉄道の宿毛駅が最寄りです。

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