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清里テラス [山梨]

テラス2.jpg

夏の間は雪が積もりませんから、スキー場は基本的に休業状態です。

そこで、各地で夏の間の観光需要開拓が試みられています。

多いのはその眺望を活かした取り組みで、リフトを動かして観光客を上まで運ぶハイキング仕様です。


北杜市大泉町のスキー場のサンメドウズ清里も同様で、麓のレストランから山頂までリフトが稼働しています。

しかし、ここがその他の場所と異なるのは、その山頂に憩いの施設を設けているところです。

「清里テラス」と名付けられたその施設では、山頂にソファーやテーブルが設置され、のんびりと寛ぐことができるようになっています。

東側に開けた眺望の先には、山々と麓の野辺山の畑が見えました。

しかし、この時期はまだまだ寒いですね(気温12度)。

カフェも併設されており、そこでコーヒーなどを注文できますが、温かい飲み物がありがたく感じました。

ソファーにも毛布が用意してあり、ぬくぬくとしていましたが、猛者はアイスを注文して食べていたようです。

そして、上着が必要なほど風が冷たいのですが、日差しは強く油断していると日焼けで顔が真っ赤になります。


この日は平日のためテラスは空いていることも多かったのですが、土日は混むでしょう。

平日バンザイです。


さて、乗ってきたリフトで麓に下り、見上げるとこのような感じです。

テラス1.jpg

赤い矢印が清里テラスのある位置です。

高いですね。

麓の施設には食べ放題のビュッフェがあり、ほうとうなどの郷土料理も楽しめます。

また、別にパン屋さんもあり、「是非パンを山頂に持っていって楽しんで下さい」と書かれていました。


なかなか体験できないくつろぎでした。

天気が良かったのが何よりの幸運です。


清里テラス

リフト往復1300円(ビュッフェとのセット券もあり)

最寄りバス停は清里ピクニックバスの清里ハイランドパークです。

やくしまるえつこ と カチカチ山 [山梨]

カチカチ山.jpg

7/1は富士山の山開きです。

富士急行に乗って富士山駅へと向かったところ、大月駅を過ぎた辺りでの車内アナウンスに違和感が。

「(略)~駅の順に止まります。 ついてきてネ!」 (微細な文言の違いはご容赦ください)

萌え系の声に相まって、「ついてきてネ!」とは何のことか?何が起きているのか?

と、聞き間違いかと思い混乱の内に各駅で流れるアナウンスを聞いていると、どうやらこれはライブイベントにタイアップして行われている企画だとわかってきました。

相対性理論というバンドの“やくしまるえつこ”さんによる特別アナウンスとのことでした。

苦笑しながら聞いていましたが、他の人は聞いていないのか興味がないのかリアクションに乏しい状況でした。

静かな車内で一人心の中で突っ込みを入れていました。

他にも例を挙げれば、寿駅到着時の上りでは「おめでとうございます。次は寿駅です。」と。

「何がおめでたいんじゃい!!」 

 

さて、富士山駅や河口湖周辺を散策しましたが生憎の雨で移動がしづらくて仕方ありません。

河口湖を見渡すことのできる展望台にロープウェーで向かうものの視界が白一色で富士山の姿が全く見られませんでした。

この河口湖はカチカチ山と縁が深いらしく、ロープウェーにもウサギとタヌキの装飾が行われています。

ロープウェーの上にはタヌキが今にも襲おうと狙っているようでもあり、よく見ればロープウェーの裾の装飾は燃えている様ではありませんか。

でも、さすがにそのまま湖になんてことはないでしょうね。

改めてカチカチ山の物語を深く知りましたが、お婆さんはタヌキに騙されて婆汁にされてしまったとか。

そんな残酷な話だとは知りませんでした。

子供向けの話ではそうした教育上良くない部分は割愛したのかも知れませんね。

そしてまた、民話カチカチ山の話を元にしたパロディの太宰治版のカチカチ山をとても読んでみたい気になりました。 

 

カチカチ山ロープウェイ

9:00~17:20 700円(往復) 

最寄りバス停は河口湖周遊レトロバスの遊覧船・ロープウェイ入り口です。