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おおみや盆栽春まつり [埼玉]

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ゴールデンウィーク後半、連日いい天気が続いています。高速道路の状況を見るに、多くの人が遠くの観光地に出掛けているようです。一方で、気候のいい時期のため市街地でもたくさんのイベントが開かれています。大宮駅周辺も新緑のいい時期であるのを理由に、盆栽春まつりが開催されていました。

大宮は盆栽の歴史のある街です。特にまつりの期間中の5/3は駅前の銀座通りにブースが設けられて賑わっていました。すずらん通り寄りに本部が置かれ、それに続く形で飲食ブースが続きます。市内外の変わった食べ物を提供するテントが多くありました。特にナポリタン推しだったのは、大宮という土地柄でしょう。そして、飲食販売のその奥にはクラフト体験ブースが設置され、畳コースターや着物キーホルダーなどの変わったものが作れるようになっていました。子どもたちがメインで参加していましたが、大人も十分楽しめます。

駅前だけでなく様々な場所で盆栽にまつわる出店が行われています。盆栽村の中の盆栽四季の家はメイン会場の一つで飲食出店や芸人などによるステージがあります。氷川神社では舞殿前に豪華な盆栽が4基程度飾られていました。大宮門街では盆栽のフリマが行われていました。盆栽は木だけで見ると大したことのない数センチのものも、そこに工夫を凝らすことで何倍の価値が生み出されます。特に苔などをきれいに設置されたものが2~3000円で売られていたことに驚きます。才能の世界です。購入したとしても、その世界を維持していくことが自分にできるのかどうか怖くなってしまいます。

そんなわけで盆栽一色の大宮駅東口だったのですが、特に盛況だったのが、「大宮盆栽ウィークからの挑戦状」というスタンプラリーでした。これは、決められたスポットに設置してあるスタンプを押し、且つ与えられた問題の正しい答えを現地を訪れて解答し、用紙を受付に持っていくというものです。正解者の先着200名にはなんと盆栽がプレゼントされます。せっかくなので参加しました。といっても、クイズ自体は難しいものではありません。

スタンプを押して11時引き換え開始の“まるまるひがしにほん”に向かったところ、開始10分前だというのに入口に10人以上の列が形成されていました。焦って、並びましたが最終的には11時前に50人以上が集まっていたようです。大人気です。盆栽は順番に5種類程度から選ぶことができました。盆栽に詳しくないので受付の人になんという植物なのか尋ねたところ、分からないと言われてしまいました。受付の職員として引き換えを任された担当の人ですから仕方ないですね。心中察します。とりあえず紅葉と松があり、後は不明でしたが、自分のもらった盆栽を調べたところ、ベニシタンのようです、多分。大切にお世話したいと思います。

先着200名の内訳は不明です。引き換え2会場に均等に分けたのか、引き換え期間は3日あるが、2日目3日目には回らずに終了ということはあり得るのか。間違いないのは引き換え開始と同時に並ばないと、好きなものはもらえないということです。それだけの盆栽に対する熱意が試されています。

全体的にまばらな感じの人出でしたが、それが盆栽がテーマだったせいか、皆遠くに出かけてしまっているためかは分かりません。でもこれくらいの人数が物を買うにも快適でした。


おおみや盆栽春まつり

5/2~5 (3日)11:00~16:00 (2024年実績)

最寄り駅は京浜東北線などの大宮駅などです。

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