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NACK5チームラン [埼玉]

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コロナ禍が開けて様々なイベントが復活しています。この冬のマラソンイベントも軒並み開催されています。FM79.5主催のチームランも今年は開催されました。これまで西武ドームで行われていたのですが、今年の会場は大宮公園です。アクセスもいいので非常にありがたいのですが、79.5スタジアムがあるという大人の事情での変更かもしれません。

コースは大宮競輪場をメインに79.5スタジアム間を往復して1周するものです。せっかくなので参加してきました。大宮競輪場の存在は昔から知っていたのですが、入るのは初めてです。このようになっているのかと興味津々です。走るのは自転車が競技をするコースそのものです。自転車競技ではコーナーは急角度の坂の方まで行くのでしょうが、流石にそこを走っている人はいませんでした。競輪場の後は狭い通路を通って外に出ます。外では右手に大宮公園野球場を見ながら、79.5スタジアムへ向かいます。そしてスタジアムの中を一周します。このスタジアムが本当に狭い。中の芝生に入れてくれないので、走れるのは外周の通路の部分だけです。狭いのでコーナーのなんときついことか。1周した後は再び競輪場へと戻ります。

結構へとへとになりましたが、競輪場と79.5スタジアムに入れたのでいい経験になったとしておきましょう。健康的なイベントでした。

なお、競輪自体は開催されていなかったのですが、他所の車券を買うことができたのでその道のおじちゃんは通常営業で競輪をしに来ていました。当然構内の売店も新聞売りも通常営業でした。昭和を感じさせる売店が長続きしているのは、それ相応の売上が得られるからでしょうね。将来の文化遺産かも知れません。

その他にも構内にはたくさんのキッチンカーがやってきていました。これが、いつも見かけるものとはラインナップが違います。広島焼き、ルーロー飯、豆乳うどん、ピザ、しいたけ焼き・・・個性豊かです。これは競輪場だから見られたのでしょうか。それとも、チームランイベントだから集まったのでしょうか。分かりません。魅力的ながらも食べられなかったものが多数なので、またどこかで遭遇したいものです。

ちなみに、競輪場で皆が走る中、外のキッチンカーエリアは静かな感じで、ゆっくりと食事ができました。そもそも真剣に走る人はイベント中に食べませんね。

競輪場が満杯になるほど盛り上がっていたので、良かったのではないでしょうか。今後のチームランはどうなるのでしょう。西武ドームに戻るのでしょうか、それとも、競輪場に固定されるのでしょうか。

同じコースを何周もするため、自分の順位が分かりづらいのが欠点です。仲間同士2チームでエントリーし、見かけ上の勝ち負けを明確にしたほうが盛り上がるかも知れませんね。


NACK5チームラン

1/28(2024年実績) 9:00~

親子マラソン3200円 チームラン4000円~

最寄り駅は東武野田線の大宮公園駅です。

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英雄 尚巴志 城西大学水田美術館 [埼玉]

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日本史を勉強していても殆ど触れることがないでしょう。沖縄を初めて統一したとされる王、尚巴志についての展示が城西大学で行われるということで訪問してきました。そもそも、なぜ沖縄か。埼玉県には海がないために、沖縄は縁遠い地域です。沖縄県をテーマに展示が開催されることは殆ど無いでしょう。このようなことが可能なのは、おそらくそこに独創的な研究を行う大学があるからです。

尚巴志は謎の人物です。正確には尚氏は謎の一族です。尚巴志の曾祖父の屋蔵大主は沖縄北部の伊平屋島出身で、その後子孫が本島の佐敷に出てきたことに始まるそうです。そこで力をつけ、尚巴志の父親の思紹が佐敷按司になりました。按司というのはその土地の有力者のことで地頭のようなものでしょうか。その後、どんどんと勢力を拡大し、首里のある中山(ちゅうざん)、今帰仁の山北(さんほく)、そして南部の山南(さんなん)を滅ぼし統一しました。初代の王として尚巴志は少し知名度がありますが、実際の統一は父親の思紹の時代から始まり、中山、山北の制覇は思紹の事績です。よほど賢かったのか、あっという間に沖縄本島が統一されました。

沖縄の歴史は太平洋戦争の沖縄戦のせいもあり、なかなか文字資料として伝わっていません。上に登場した「按司」という言葉も役職名であり、その時代の按司が誰だったのかの特定も難しいようです。例えば、尚巴志の後ろ盾になった伊覇按司という重要な人がいるのですが、その実名さえ伝わっていません。何らかの形で、より詳細な記録が明らかになるといいのですが。

尚巴志が活躍したのはおよそ室町時代中期です。尚巴志と思紹の力で統一された沖縄ですが、その後が良くありませんでした。尚巴志の後を継いだ王は短命で、在位期間が短い王が何人も入れ替わりました。そして、王位継承問題もあり、一族が内部崩壊をしていきます。その結果、尚巴志の死後30年で尚氏の王朝は滅亡しました。

しかしながら、この尚巴志の尚氏を乗っ取ったのも尚氏でした。と言っても仮冒で、血縁関係はありません。沖縄を治める上で尚氏ブランドが便利だったのでしょう。このようなことから、尚巴志の尚氏が第一尚氏、乗っ取った尚氏を第二尚氏と呼びます。

展示では以上のような内容を、わかりやすくパネルで示してあります。尚氏を支えた重臣の懐機など面白い人物も多数取り上げられていました。ほぼ全て読み物です。肝心の博物館的展示はというと、遺跡で発掘された瓦や陶磁器の破片が少しだけ中央ケースで展示されています。実物主義の人からしたら、特別展の体をなしていないかも知れません。確かに、同じ内容なら本を読めば済む話ですからね。しかしながら、個人的には新しい知識がストーリーと共に頭に入ってくるので大満足な展示でした。尚巴志について分かった気になっています。

このほか同時開催として現代数学と切り絵アート展や城西考古Ⅱ展も開催されています。現代数学の展示は数学の数式や概念を使って非常にきれいな切り紙作品を作って展示しています。聞いたことのない法則などが出てきて全く付いていけませんでした。さすが大学です。分かる人は分かるのでしょう。


城西大学水田美術館 英雄 尚巴志展

~2/21(土日休) 9:30~16:30 無料

最寄り駅は東武越生線の川角駅です。

城西大学水田美術館は時折非常に面白い展示をするのですが、ネックは土日休館なのです。会期初期のみ限定的に土日開館しますが、そうでなければ訪問しづらいです(そもそも川角駅が遠いし)。

今回始めて城西大学を訪問しましたが、畑に突如現れる要塞的な最先端建造物然とした校舎に驚きました。

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ちいかわ? いいえ地衣類展です 茨城県自然博物館 [茨城]

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地衣類って何でしょう。筆者は全く気に留めたことのなかった生物です。そもそも生物の分類は高校時代の知識で止まっています。シダ植物、コケ植物、真菌類、細菌類は覚えています。地衣類は全く記憶にありません。教科書に載っているのでしょうか。そもそも地衣類のことを知っている人はどこで出会ったのでしょう。疑問がつきません。しかしながら、軽く説明を見るととても身近で、どこにでも居る生き物のようです。そこで、地衣類について勉強すべく茨城県自然博物館の企画展を見てきました。

地衣類は木や石に生えている小さな生き物で、分類的にはカビ(菌類)とラン藻類の複合体とのことです。身近ながら種類はとても多く、まだまだ新種が見つかるとか。もしかすると身近にあるものも新種かも知れません。展示ではあらゆる形態の地衣類が展示されていました。また、茨城県だけでなく千葉中央博物館や埼玉自然の博物館など、近隣の資料も合わせてたくさん公開されていたことから、博物館界隈ではメジャーな生き物なのかも知れません。

この地衣類は実は様々な特徴を持っています。光るものや食べられるものだけでなく、毒になるものもあるようです。理科で使うリトマス試験紙もこの地衣類由来ということを初めて知りました。多種多様なものがそこら中に溢れる様子にびっくりしました。実は多くの地衣類と生活を共にしているのですね。

展示の説明にありましたが、地衣類の世界を知ってしまうと、初めて訪問する土地や風景にまず地衣類を探すようになってしまうとの話が納得できます。ミュージアムショップで買った地衣類図鑑を片手に、すぐにでも家の近くの地衣類探索に行きたくて仕方ありません。初めて地衣類は奥深い世界だと知ることができました。

ちなみに、茨城県自然博物館は常設展だけでもボリュームの大きな博物館です。かなりの資料の数に、流して見るだけでもたくさんの時間がかかります。特に岩石についての展示が充実していたと感じました。茨城県の岩石群は山田川や里川を境に東西で全く異なる組成だそうです。ということは、そこに南北に走る断層があるということでしょうが、実際に地図で見てもパックリ山が割れていることがわかります。このご時世、地震が怖いですね。


茨城県自然博物館 地衣類展

~1/21(月休) 9:30~16:30 一般750円 高大生460円

最寄りバス停は関東鉄道バスの自然博物館です。

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東の飛鳥シールラリー 2024 [栃木]

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新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

下野市では昨年に引き続き、今年も市内のお店や施設を巡るシールラリーを行っています。

今年は21箇所のうち石橋・自治医大・小金井の3エリア各3箇所のお店で買い物などをしてシールを貰い、計9箇所以上のシールを集めると記念品のトートバッグがもらえるものになっています。記念品のトートバッグは昨年のものよりもハイスペックになっており、配布個数も300個と増加しています。昨年人気で足りなかったのでしょうか。

シールの集め方も変更されており、昨年は同一店舗で複数回シールを貰うことが可能だったのですが、今年は各店舗1枚で、指定のところに貼る必要があります。昨年はシールの配布数に偏りが生じたのでしょうか。もっとも、今年のものもシールに店舗名が記載されているわけではないので、別の店に流用可能なのですが。

昨年の店舗数からスポットは増加していますが、中には絶妙に訪問しづらい店舗もあります。また、昨年と異なり小金井駅前のポッポ館がスポットから外れ、景品交換所でもなくなりました。景品交換は風土記の丘資料館か薬師寺歴史館になります。今回は観光協会は協力しないということなのかも知れません(主催は文化財課)。

ちなみに、昨年中にいくつかスポットを回りましたが、あるスポットでは配布するシールや台紙を探すところから始まりました。ということは、これまで一人も巡る人が来なかったということなのかも知れません。市内の人がターゲットなのか、市外からの観光客がターゲットなのか、分かりづらい企画です。間違いなく言えるのは広報不足です。しかしながら、参加者が殺到して景品が早期終了されても困りますが。

なかなかハードルの高いラリーですが、なんとか期限内に全部回りたいと考えています。


東の飛鳥シールラリー 2023-2024
~2/12
シールの台紙は各店にて声を掛けるともらえます。
各店は駅前にあるとは限りませんので、レンタサイクルが便利です。

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