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西堀酒造 ジャパニーズ・ウイスキー [栃木]

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日本酒は伝統的な飲み物という印象がありますが、最近は新しい取り組みに挑戦するところが増えてきています。アルコール飲料の売上が下がってきているため、他と違うことをしないと生き残れないのでしょうし、通販で全国各地のお酒が手に入るようになったのも大きいでしょう。全国の酒がライバルです。原料や製法を変えて新しい銘柄で売っている酒造もありますし、同じ銘柄でも様々な限定酒を造って販売をしているところもあります。酒造が元気になると酒屋も元気になりますね。

小山市にある西堀酒造は様々な限定の銘柄を販売していることはもとより、日本酒以外のアルコール飲料づくりに挑戦しています。

先日クラウドファウンディングを介してウイスキーづくりに挑戦するとのお知らせが流れてきました。最近ウイスキーもブームですから面白い試みですね。ということで、一枚噛んでみました。そして、最近返礼品のボトルが届きました。

箱自体から気合いの入った出来です。お洒落な装丁にボトルも凝っています。早速、飲んでみました。まず、ウイスキーでありながら写真のように完全にクリアであることに驚きます(アルコール度数60度)。グレーンウイスキーだからでしょうか。未開封状態を写真に撮り忘れてしまったので、写真は開封後です。このウイスキーの特徴は、原材料を完全国産にしたジャパニーズウイスキーだということです。こうしたコンセプトは大事ですね。日本酒の酒造ですから原材料は酒米です。

味の方は、と言うと・・・想像していたウイスキーとはだいぶ違う味でした。米由来だからでしょうか、複雑な味というよりはさっぱりとした風味です。むしろ焼酎です。飲み慣れた人が飲めば隠れた風味に気付くのかも知れません。もっとも、「焼酎」とか「ウイスキー」とか名前などはどうでもよく、気に入ればそれでいいかと思われます。

はたして、広く展開していく商品となるでしょうか。個人的には癖の強い酒のほうが印象に残りやすく、販路を広げるには適当ではないかと思います。


西堀酒造

今後ウイスキーは一般販売されるようですが、価格は現時点で未定です。

酒造の最寄りバス停は、小山市コミュニティバスおーバスの西堀酒造前です。

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川口市立科学館 チョコレート展 [埼玉]

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チョコレート展を企画するタイミングとしてはバレンタインデーにかこつけることが多い気がするため、川口市立科学館がこの時期に開催するのは珍しい感じがします。展示はチョコレートがどのように作られるかを中心に、様々な情報が示されていました。

体感型の取り組みが多く、チョコレートの原料であるカカオ豆の産地ごとの匂いの違いや、実際にカカオを砕いて広がる匂いを感じたりできます。産地毎の匂いは大きく違う印象はなかったのですが、鼻のいい人が嗅いだら分かるのかも知れません。酸っぱい匂いが強いものと香ばしさが強いものなどがありました。最近では八丈島でもカカオが作られているとのことで実は味の方も地域差があるのかも知れません。さすがに会場で試食はできませんが。

日本では江戸時代に初めて輸入され、森永によって初めて国内製のチョコレートが生産され、普及して今に至ります。今回の展示では森永の協賛はありませんでしたが、ネスレ(キットカット)やロッテ(コアラのマーチ)の協賛があるようです。

知らなかったのですが、チョコレートとココアは別物なんですね。てっきりチョコレートを溶かしたらココアになるものだと思っていました。製造の過程でできたカカオバターがチョコレートになり、残りがココアになるようです。残り物を再利用するという点では、今流行りのSDGsの走りかも知れません。チョコレートは身近な食べ物ですが、産地が遠いということも含めて考えるべきことの多い食べ物です。

パネルメインの展示でしたが、成分のテオブロミンなども含めて、もう少し科学的な踏み込みがあっても良かったと感じます。特別展限定チョコレートも欲しかったですね。館の規模を考えると仕方ないことなのかも知れませんが。


川口市立科学館 チョコレート展

~7/9(月休) 9:30~16:30 一般210円

最寄りバス停は国際興業バスの川口市立高校です。

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