小松駅前の巨大ダンプは何者か [石川]
小松市を代表する企業は、と問われたら、それが正しいかどうかにかかわらず、大抵の人がコマツを挙げるでしょう。
まさにその通りで、小松市はコマツの企業城下町のようになっています。
何よりも目を引くのは、小松駅前の風景に不釣り合いな巨大なダンプカーの姿です。
周りは近年整備された見通しの良い公園や公共施設がある整然とした空間に、その巨体が存在感を示しています。
これは、コマツの工場跡地にアメリカなどで使われていた巨大なダンプカーを展示しているものです。
この巨大な姿を見れば、どんな人でもコマツがすごい企業なんだと感じることでしょう。
このダンプカー930Eには乗ることができます。
ヘルメットを被って上った先の運転席は、ほぼ三階建ての建物の高さに相当します。
運転席に座ってしまうと大きさを実感できない感じですが、その後車体下にも潜ることが出来て、タイヤを間近に見るとその巨体を改めて実感します。
こんなダンプが何十台も運用されている鉱山はものすごいところですね。
しかも最近では無人運転も行われているということで、技術の進歩と畏怖を感じます。
ちなみに運転席の上に覆いかぶさるように荷台が伸びているのは、運転席上部を砕石などから保護するためだそうです。
建物の中のわくわくコマツ館にもたくさんの体験型展示があります。
100円でプレス体験装置が楽しめます。
カードが2枚入っているのですが、1枚目はたいてい恐る恐るやるので、仕上がりがどうもきれいでありません。
しかし、コツを掴んだ2回目は思い切りよく操作できるのできれいに完成しました。
2枚入っているのには訳があるのですね。
また、電熱素子の実験も不思議でなりません。
手で触れると熱が素子に伝わり、プロペラが回ります。
原理が全く分かりませんが、これが科学の力なんですね。
コマツは建機などの大きな仕事のイメージが強かったのですが、こうした小さい仕事にも優秀な技術を持っているのだと感じました。
わくわくコマツ館
日月休 9:00~17:00 無料 930Eの乗車体験は10:30~11:30、15:00~16:00
最寄り駅は北陸本線の小松駅です。
現在鋭意北陸新幹線駅の建設中で、しばらくしたら駅の印象も変わりそうです。
2018-03-28 00:47
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