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川口市立科学館 チョコレート展 [埼玉]

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チョコレート展を企画するタイミングとしてはバレンタインデーにかこつけることが多い気がするため、川口市立科学館がこの時期に開催するのは珍しい感じがします。展示はチョコレートがどのように作られるかを中心に、様々な情報が示されていました。

体感型の取り組みが多く、チョコレートの原料であるカカオ豆の産地ごとの匂いの違いや、実際にカカオを砕いて広がる匂いを感じたりできます。産地毎の匂いは大きく違う印象はなかったのですが、鼻のいい人が嗅いだら分かるのかも知れません。酸っぱい匂いが強いものと香ばしさが強いものなどがありました。最近では八丈島でもカカオが作られているとのことで実は味の方も地域差があるのかも知れません。さすがに会場で試食はできませんが。

日本では江戸時代に初めて輸入され、森永によって初めて国内製のチョコレートが生産され、普及して今に至ります。今回の展示では森永の協賛はありませんでしたが、ネスレ(キットカット)やロッテ(コアラのマーチ)の協賛があるようです。

知らなかったのですが、チョコレートとココアは別物なんですね。てっきりチョコレートを溶かしたらココアになるものだと思っていました。製造の過程でできたカカオバターがチョコレートになり、残りがココアになるようです。残り物を再利用するという点では、今流行りのSDGsの走りかも知れません。チョコレートは身近な食べ物ですが、産地が遠いということも含めて考えるべきことの多い食べ物です。

パネルメインの展示でしたが、成分のテオブロミンなども含めて、もう少し科学的な踏み込みがあっても良かったと感じます。特別展限定チョコレートも欲しかったですね。館の規模を考えると仕方ないことなのかも知れませんが。


川口市立科学館 チョコレート展

~7/9(月休) 9:30~16:30 一般210円

最寄りバス停は国際興業バスの川口市立高校です。

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