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魔夜峰央原画展 in さいたま市立漫画会館 [埼玉]

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「翔んで埼玉」がこの秋に帰ってきます。漫画が数十年ぶりに注目され、その映画が大ヒットして、続編が再び映画として公開されることが決まりました。今回はどんな内容になるのか、原作が無い分楽しみです。

さて、一躍有名になったこの作品の作者は魔夜峰央です。魔夜峰央と言ってまず思い浮かべる作品は「パタリロ!」の人が多いでしょう。独特のタッチの漫画は印象が強く、記憶に残ります。この「パタリロ!」が実は少女漫画であることにまず驚きました。話のストーリー的に美男子が多数登場し、主人公のパタリロの言動からてっきりギャグ漫画の系譜なのかと思っていました。しかしながら、カテゴリー的には「ベルサイユのばら」の系統ということなのでしょう。言われてみれば登場人物に美男子は登場しますが、女性的フェロモンを醸し出すようなキャラはいないかも知れません。そして、もう一つ驚いたことは、この作品がいまだ連載を続けているということです。「パタリロ!」がヒットしアニメ化されたのは昭和です。したがって、「パタリロ!」を昭和の漫画として認知しているのですが、令和の今も新しい話が更新されているとなると、昭和の作品とも言うことができないのです。ですが、作中のギャグの感じからやっぱり昭和の印象なんですよね。

今回の展示は「翔んで埼玉」を記念して埼玉での開催です。もっとも、本来のテーマは魔夜峰央の画業50周年記念ということです。会場には代表的な作品の原画が公開されています。僅かな枚数読むだけでも話の楽しさは伝わってきます。ただ、魔夜峰央使用の愛用品?のコーナーは頭の中に疑問符が飛びました。そこらへんで買ったペンと消しゴムを何らかの機会に使用して、その残りを置いてあるだけではないのかと。明治期の作家の風格ある万年筆や文机が展示してあるのとは物も規模も違います。もしかして、ネタだったのでしょうか。

驚いたのは会期が半分にも届いていないのに、既にグッズは完売していました。画業を50年も続けていると熱心なファンがいるということなのでしょうか。また、会場には「パタリロ!」を始め代表作品の単行本を読める場所がありました。せっかくなので書店と組んで単行本を販売するコーナーも作れば儲かるだろうにとも思いました(パタリロ的発想)。魔夜峰央作品に触れて、買って読んでみたいと思う人は少なくないと思われます。

映画が公開されると、今度は魔夜峰央展が関西で開催されるかもしれませんね。


さいたま市立漫画会館 魔夜峰央原画展 ~パタリロ!ラシャーヌ!翔んで埼玉!!

~11/26(月休)9:00~16:30 無料 

最寄り駅は東武野田線の大宮公園駅です。

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