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土器でタピ活 at 北大総合博物館 [北海道]

tapidoki.jpg

渋谷では何故だか知らないが、タピオカがものすごく流行っています。

そして今、その流れが徐々に地方に波及しています。

社会現象ともいうべきその流行も、北大の手にかかるとものすごい作品へと変貌を遂げるのです。

北海道大学総合博物館で提供されているタピオカはなんと土器に入っているのです。


こんなこともないと北大に行く機会は無いでしょうから、博物館の企画展を見に行くついでに土器入りタピオカを試してみました。

真実は、土器入りタピオカを飲むついでに企画展を見に行ってきたのですが。


このタピオカが入っている土器、これは北大式土器を模したもので、北大構内で出土した土器を基準としていることから北大式土器と呼ばれています。

線と点が特徴的な文様で、縄文式土器のような縄目は少ないようです。

通常の土器は中の水が浸透してしまう恐れがありますが、この器はその部分をコーティングしてあるため、急いでミルクティーを飲む必要もありません。

肝心のタピオカとミルクティーの味は・・・至ってシンプルです。

完全に出落ちです。

しかし、土器で飲むという行為そのものが他では得られない体験でしょう。

おそらく、縄文時代の人々もそうやってタピオカを飲んでいたでしょうから・・・。


さて、すっかり忘れていましたが、かつての北海道では稲作は不可能でした。

つまりそれは縄文時代に続く弥生時代が到来しないことを意味します。

北海道では縄文時代に引き続き、続縄文時代~擦文時代~アイヌ文化時代と時代区分が続いていきます。

本州以南の時代区分と照らし合わせると大分様相が異なります。


今回の北海道大学総合博物館の展示は北大構内で見つかった遺跡に関するものです。

古くは上記の縄文時代のものもあり、新しいものでは明治期の病院の遺物も発掘されていました。

北大の敷地はとても広く、かつてはサクシュコトニ川という川も流れていました。

今もその名残がキャンパス内を流れています。

最初に見たときはキャンパス内の雰囲気を良くするために、小川のせせらぎをわざと作って配しているのかと思ったのですが、まさか縄文時代まで遡ることのできる流れとは思ってもいませんでした。


総合博物館にはその他にも、現在の最先端の研究の話やこれまでの歴史的資料などが展示されています。



北海道大学総合博物館 K39:考古学からみた北大キャンパスの5000年

~9/29(月休) 10:00~17:00(金曜は21時まで) 無料


タピ土器は併設喫茶「ぽらす」にて

一日あたりの限定数量があるのでお気をつけください。

1杯1600円

ただし、容器は持ち帰れます(持ち帰り用のプチプチと袋をくれます)

ちなみに、外身だけならミュージアムショップで1400円で購入できます。

ということは中身の値段は・・・。


最寄り駅は函館本線などの札幌駅です。


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