翔んで埼玉 [埼玉]
埼玉県をディスり(けなし)、数年前に話題になった漫画がまさかの映画化。
漫画は完結しなかったため、どのような形で話が進んでいくのか楽しみでした。
世の中的にも大きな話題になっているようで、かなりの観客動員数とのこと。
そもそも多方面への広告の物量もものすごく、そういう観点から映画館に足を運ぶ人が増えたとも言えなくもない気がします。
ストーリーは王道です。
しかし、現代パートを挟むことで、アイスのウエハースのごとく濃いキャラたちのストーリーに飽きることないようにまとめられ、上手いなあと感じました。
気になる点をいくつか上げるとするならば、
・秘境群馬は実は作られた伝説だった?
・埋蔵金は実は大谷資料館にある?
・「与野はすっこんでろ!」
・首都圏外郭放水路は、実は埼玉県の地下組織のために作られた巨大神殿であった?
などなど。
実に素晴らしい茶番でした。
今回、後席に大学生のような集団が大勢で陣取りうるさかったのですが、ストーリーがストーリーなだけに全然許せました。
シリアスな映画だったら、きっとムッとするでしょう。
会場が一番盛り上がったのがエンディング2分前、つまり“はなわ”です。
久しぶりに聞きましたが、「埼玉のうた」はすごい歌ですね。
後席大学生集団が、「カラオケで絶対歌おう」と言っていたのもうなずけます。
当時のCDがどこかにあるはずなのですが、一体どこへしまったのやら。
さて、この映画は数多くの企業タイアップも行っています。
例えば、映画館では「そこらへんの草味」のポップコーンやポテトフライがありました。
埼玉県の“そこらへんの草”はグリーンカレーなのか?
埼玉県発祥の焼肉屋の安楽亭では、翔んで埼玉=豚で菜玉ということで、豚肉のチーズサムギョプサルがメニューにありました。
そして極めつけは、埼玉県民のソウルフードかつ映画にも登場する十万石饅頭も翔んで埼玉仕様です。
こんな感じで、ひたすらタイアップ商品を買い込んでしまう人もいるので、タイアップは成功ですね。
埼玉県民にとっては小ネタ満載で笑える(笑ってはいけない?)作品だったのですが、全国的にも受け入れられたようで良かったです。
あまりヒットしすぎると2とか作りそうですが、今回ばかりは大丈夫でしょうか。
2019-03-12 00:00
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