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いばらき竹灯籠 [大阪]

茨木竹.JPG

神戸ではルミナリエが始まり、京都では嵐山花灯路が行われるなど各地で大規模なイルミネーションイベントが沢山行われています。

それに比べれば、茨木市の「いばらき竹灯籠」は規模に劣るかもしれません。

しかしながら、発想の妙と地域密着型イベントとしては一目置ける存在かと思います。


「いばらき竹灯籠」はその名の通り、竹をテーマにしたイベントです。

茨木市の総持寺の境内には無数の竹が並べられ、その一つ一つに明かりが灯されています。

その数もものすごいのですが、何よりもその一つ一つに電球ではなく蝋燭が灯されていることが驚きました。

本物の炎のゆらぎは電球では再現できません。

写真のように階段に灯った竹が並び、日本庭園にも竹が並べられ、仄かな明かりを提供しています。


そしてまた、頭の上にはスカイランタンという風船の明かりも飛んでいました。

このランタンの内部は電球なのか蝋燭なのかは分かりませんでしたが、多数のランタンが上がっている様子は遠くから見ると異様な光景でした。

しかも、不自然なことにある高さまで行くとそれ以上飛んで行かない。

見えない力の釣り合いがうまいこと働いているのが不思議に思っていたのですが、実際に近づくとその謎は解けました。

全てのランタンには紐と重りがついていて、飛んでいかないようにしてあったのです・

台湾のランタンフェスティバルなんかはそのまま空高く飛んでいってしまうことを思えば、住宅街で行うにあたっての工夫ですね。

竹灯籠.jpg


境内ではコンサートが開催されていました。

折しも、この日は日本列島に寒波が襲った日でした。

境内は冷え込み、コンサートをしているのですが、どこかシンとした静けさを常に纏っているようでした。

このような感覚をどこかで感じたことがあると思ったのですが、ちょうど除夜の鐘から初詣にかけての冬の夜に神社仏閣を参拝していたときに近い印象でした。

冬の夜の寺などに行くことはまず無いですからね。



総持寺の駅を降りたときにはあまりに人がおらず、イベントをやっている雰囲気もなかったため何らかの問題で中止になったのかと焦りました。

しかし、そもそも地域向けのイベントとして外から人は来ないのかもしれません。

このような状況ですが、将来的には人で溢れるイベントに化ける可能性も十分あります。

なぜなら、まさに今年の流行語大賞にも選ばれた「インスタ映え」する美しいイベントだからです。

今後末永く続くことを期待します。



実は、この「いばらき竹灯籠」を見に行った話には続きがありまして、「確か第2会場が河川敷公園にあったな・・・」と思い、公園に行くと真っ暗で誰もいません。

会場を間違ったのかと思い、辺りを探したのですが、結局見つからず仕舞いでした。

足が棒のようになり、何とかバス停から阪急バスに乗って駅に戻りましたが、後々調べてみると、なんと去年はあった第2会場が今年は開設されていませんでした。

道理で誰も居ないはずです。

よく調べずに探し回り、まさに無駄骨を折ってしまいました。



いばらき竹灯籠

12/9(2017年実績) 16:00~20:00頃

最寄り駅は阪急京都線の総持寺駅です。

近い将来JRの総持寺駅ができるらしく、そうなれば最寄りはその新駅になります。

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