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芳澤ガーデンギャラリー 京成電鉄展 [千葉]

京成.JPG

東京から千葉や成田空港を結ぶ京成電鉄の歴史を集めた特別展が開催されています。

場所は市川市の芳澤ガーデンギャラリーですが、なぜ京成電鉄であるのに「京」でも「成」でもなく市川市なのだろうと思っていると、その答えは展示の中にありました。

京成電鉄は開業当時は押上から東京都と千葉県の都県境の東京側まで線路を敷設し、そのときの駅名称が「市川駅」でした。

現在の江戸川駅ですが、千葉県側には江戸川が流れており簡単には橋が架けられなかったのでしょう。

千葉に到達していないのに市川駅を名乗ることに面白みを感じます。

やがて路線が延伸することで都内の市川駅は改称されますが、当時の市川市内には京成電鉄の社長の家があっったり、遊園地があったりと京成電鉄と縁深い土地であったようです。

そして、今年京成電鉄の本社が押上から市川市の京成八幡駅前に移りました。

以上のように京成電鉄の歴史には市川市が沢山登場するのです。

 

展示は資料公開やパネル展示をメインに電車の模型の運転や現代アートの展示が行われています。

京成電鉄は誕生後に上野公園下の掘削や地下鉄直通と改軌などさまざまな挑戦的試みを行っています。

それらを改めて見返すと深い歴史があるのだと感じます。

特にかつて改札で用いられていたパンチの駅ごとの一覧図は様々な形があり面白い物ですし、京成百貨店で使われている手提げ袋のデザインは京成電鉄の縁者であった東山魁夷の手によるものだというのも面白い話でした。

実際に受付でグッズを買うとその意匠の袋に入れてくれます。

そのほか電車の正面窓から撮影した映像を投影するコーナーもあり賑わっていました。

 

これからまた100年、200年と歴史を重ねていくとどんな発展があるのでしょうか。

願わくばそんな移り変わりを再び見る機会を得たいものです。

 

芳澤ガーデンギャラリー 京成電鉄展

~10/14(月休)  9:30~16:00 300円

最寄り駅は京成電鉄の市川真間駅です。

そこから非常に道が迷いやすいですが、真間銀座通りを道が細くてもひたすら北上してください。 


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