高遠城址公園さくら祭り [長野]
関東地方に41年ぶりの遅い雪が降った中、長野へ行ってきました。
出発の朝は雪が積もっていて、とても4月の風景とは思えません。
また、その雪の影響で通過する直前まで碓氷峠でチェーン規制まで出ていました。
このときはこの大雪で大変な事が起きているとは予想も出来ませんでした…
今年は涼しい気候が暫く続き、例年通りの桜の開花ではなかったかと思います。
しかし、高遠のある伊那市周辺ではだいぶ早まっていたようで、例年なら一週間後くらいの桜の満開が、今年は4/13ごろだったようです。
今回は杖突峠を通って北側から高遠へ抜けたわけですが、その杖突峠の桜も非常に見事でした。
観光地ではないので観賞している人もなく、桜の美しさに浸れるのではないでしょうか。
高遠城址公園の桜は見事の一言です。
見上げれば、視界いっぱいに桜の花が広がり、その向こうにちらちら見える青い空が良いコントラストになっていました。
前日に雪が降ったのがうそのような好天に恵まれたのが何よりの幸運でした。
これまで土手などに植えられた線の桜を見ることは沢山ありましたが、高遠のような面の桜は初めてかもしれません。
むしろ花の無い時期に来るとどれだけ寂しいことでしょう。
勘助曲輪にあるバス駐車場でさえこのように見事な桜に埋もれていました。
さて、訪れた前日の17日は午前中の間、高遠城址公園は閉鎖されていたようです。
なぜか・・・
実は冒頭から書いているような季節外れの雪によって多くの桜の枝が重みで折れてしまいました。
その整備が行われていました。
確かに、城跡を巡っていると、桜の花が咲いたまま折れている枝を多数見ることが出来ました。
巨大な枝でさえ、痛々しい姿で折れている・・・雪の、それも水を多く含んだ霙の重みは恐ろしいですね。
杖突街道でも多数見られた不自然に折れた桜の枝が、実は雪のせいだなんて驚きです。
こんな不思議な四季の1ページを見られるのは今年だけでしょう。
高遠城址公園さくら祭り 入園料500円
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