善光寺 七年に一度の御開帳 [長野]
京都へ行ったついでに長野の善光寺に寄ってきました。
善光寺は今 七年に一度の御開帳をしています。
夜行バスで長野に向かい、予定が6:50のところ、6:30に長野駅前に着きました。
この時期なので朝も何とかしのげる寒さで、眠い目をこすりながら川バスに乗り大門前に向かいました。
どうやら、同じバスに乗っていた人には同じ目的の人も多かったようです。
時間的にはちょうど朝のお勤めの終わった時間で、7時前だというのに境内には人が沢山来ていました。
参道を本堂の方へ歩いていると、優しい方にありがたいお数珠の御加護を受けられる旨を教えていただきました。
山門前で待つとやがてお上人様がやってきて、頭を数珠でなで、功徳を授けていただきました。
早起きは三文の徳とは言ったものです。
非常にありがたく、何か晴れ晴れとした気分になりました。
さて、本堂に向かうとやはり多くの人がおり、参拝の列が出来ていました。
回向柱に触れ、前立本尊に参拝し、お戒壇めぐりを行いました。
お戒壇めぐりとは本尊の下の暗闇の回廊を壁を伝って回るものなのですが、実際に暗闇に入ると直ぐ隣の人の姿さえ見ることもままならず、なかなか興味深いものでした。
10分強並びましたが、平日なのと新型インフルエンザの影響で観光客が少なかったのが功を奏したのでしょう。
前もって聞いていた3時間待ちに比べればだいぶましです。
そして、次に山門にも上ってきました(写真)
山門は一昨年まで5年の間修復工事が行われていました。
それが終わり、安全性も問題なくなったために内部へ上ることも出来るようになりました。
しかし上がってみてびっくりです。
内部はいたるところ墨書で埋め尽くされていました。
以前、イタリアなどで文化財への落書きが問題になりましたが、墨書(落書き)のおびただしい量を見ると、これが日本の文化ではないかとさえ思ってしまいます。
おそらく、信仰心がそうさせるのでしょう。
読めた年代の中には、「嘉永」「弘化」などがありました。
(弘化:西暦1844~47、嘉永:西暦1848~54)
また、この山門は今回の修復工事で桧皮葺からトチ葺へと変更されたとのことですが、素人には残念ながらその違いが分かりませんでした。
満腹の長野紀行でした。
朝が早かったので午前中のうちに長野を後にし帰路につきました。
善光寺 前立本尊御開帳
~5/31 4:30~17:00 500円
山門特別拝観
~11/30 9:30~15:00 (ただし御開帳期間は7:30~17:00) 500円
最寄りバス停は善光寺大門です。
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